ついき社会保険労務士事務所　築城由佳です。
事務所を移転し、新しく社員さんが仲間入りしてくれました。

私は「ハッピーシェアリング」というシングルマザーのコミュニティを運営しています。
東京から大阪へ１５年ぶりに帰ってきて、初めてのシングルマザーのお友達であり、ハッピーシェアリングのお手伝いをしてくれてきたのが彼女です。

シングルマザーになりたての彼女は、まだまだ不安でいっぱい、自信がないと言った感じでした。
でも、しっかり自分と向き合い一つ一つのことを決断して前を向いて進んでいました。
子どもにとって幸せなこととは何か・・・

そのことを常に考えて行動していました。

しっかりとした意志でひたむきに頑張る彼女にいつしか私は尊敬の眼差しで見るようになりました。

なんて純粋で実直で、そして愛にあふれた人なんだろう・・・

そしてこんな人と一緒に働けたらどんなに素敵だろう・・・

いつか時期がきたら彼女に一緒に働いてほしいとオファーしよう・・・

そしてその時期が来ました。
私の事務所は個人事務所、社員は他に誰一人いない。
お給料もそんなに出してあげられない。
私は半分びくびくしながら彼女に「うちの事務所で一緒に働いてほしい」とお願いしました。
彼女はびっくりして目が点になっていました。
もちろん即答というわけにはいきません。
わかっていたことだけど、やっぱり難しいかもしれないな・・・
でも諦めない、彼女と一緒に働きたい！その気持ちは変わらない。

それから待ちました。

彼女からの「ＹＥＳ」の返事が来るのを・・・

それから２週間後。
ＬＩＮＥが鳴りました。彼女からです。
「私でよかったら働かせてください。一生懸命頑張ります！」
私は嬉しくてたまりませんでした。涙が止まりませんでした。
彼女と一緒に働くことが、夢でもあったから。

入社前から一緒にオフィスの内装を考えてくれたり、備品を揃えてくれたり、インフラ整備を率先して進めてくれたり・・・

私が気が付かないところをしっかりフォローくれています。

社会保険労務士の仕事は素人でも、最高のパフォーマンで私を支えてくれています。
ママの力はすごいな、その溢れる母性を仕事に活かせているんだなと思いました。

私には大事な家族です。もちろん彼女のお子さんも含めて。

人を採用するにあたって気づいたことがあります。
人を採用して雇用契約をすることは、結婚することと似ている。

社員を自分の家族同然で守っていかないといけないこと。
社員がここで働けて良かったと思えるような会社づくりをしないといけないこと。
社員と一緒になって最高のサービスを作り上げていくこと。

私は離婚していますが、再婚したと同然と思って、彼女と手を取り合っていきます。

彼女とお子さまを幸せにするのが私の使命でもあります。

他に社員が増えたとしても同じです。

会社は一夫多妻制かもしれません。
みんな同等に愛しているのです。

社長と社員の関係は夫婦と同じように反射鏡です。
社長がぶつけた感情はそのままになって返ってきます。
社長がぶつけた言葉はそのままになって返ってきます。
もちろん相手は社長ですから、表現方法は違うと思いますが・・・

私はきっとそれを伝えるために、社会保険労務士という仕事を選んだんだと改めて感じました。
いつか彼女のお子さんや、そしてそのお子さんまでもが、この事務所で働きたいと思ってもらえるような、誇れる会社に成長させていきたい。

新しい私の夢です。

自分が悩んだ時、ここに戻って気持ちを整理できるようにこの記事を書かせていただきました。

日々感謝の気持ちと笑顔を忘れずに・・・

今後ともついき社会保険労務士事務所をよろしくお願いいたします。