嘆きの声「残業続きじゃ恋愛できない!」
国立社会保障・人口問題研究所の調査で、男性の7割が彼女がいない、女性の6割が彼氏がいないということがわかりました。これは過去最高の数字のようです。
なぜ、そのような結果になってしまったのでしょうか。
やっぱりあれが原因です。
1.残業が多すぎて恋愛どころじゃない
やっぱり毎日残業続きで普通の生活もままならないのに恋愛どころではないという答えが多いのです。
確かに睡眠もとれない、1人暮らしの人は休日出勤もあれば掃除洗濯もできない。
たまの休みは1日岩のように寝ている。
プライベートの時間も確保できない生活では確かに恋愛する余裕なんてないですよね。
出張が多く、特に海外出張が多い男性はさらに余裕がないようです。
普通にイケメンなのに彼女がいない人の理由はたいがい「仕事で忙しすぎて女性に出会う機会がない」です。よく耳にするセリフです。
女性も抱えている仕事が多すぎて、しかも自分しかわからない仕事だからと責任感を持って遅くまで残業している方が少なくありません。
管理職になるほど残業も多くなっているようです。終電帰りが続くことも。
会社にイクボスがいて、「今日は奥さんとデートだから早く帰るよ」なんて言葉を聞けば、部下たちもそれに続いて「彼女との時間を大切にしよう」「合コンに行こう」と思うようになるのではないでしょうか。
上司がすすんで自分のプライベートの時間を作ることが大切です。
2.年収が少なすぎて自信がないから恋愛できない
明治安田生活福祉研究所の調査によると、女性が男性に求める年収は400万円以上ということがわかりました。
意外と低いなと思われた方も多いのではないでしょうか。
しかし、今の若者の多くが非正規雇用で、平均年収は240万円程度です。
これでは生活費もかつかつで、デート代まで捻出するのは難しそうですね。
結婚相談所や街コンの男性の参加要件として年収400万円以上としていることも多く、400万円以下の非正規雇用者は結婚相手を見つけようにも、参加することさえできないんです。
恋愛、結婚が贅沢だと考える非正規雇用者も多く、自分の年収コンプレックスにより、恋愛に踏み切ることもできないのです。
国立社会保障・人口問題研究所の調査では生涯未婚率(50歳時点で一度も結婚したことがない人の比率)が上昇し、20年後には男性の3人に1人、女性の5人に1人が未婚者となるとしています。
国が進めている「同一労働同一賃金」が制度化され施行されれば、このような問題は少しは解決されるのではないでしょうか。
私が好きな歌でドリカムの「あなたにサラダ」という歌があります。
女性が彼氏のためにサラダを作ってあげるという歌詞なのですが、お仕事を終えたOLが、閉店間近のデパートによってサラダの材料を買って、お家で彼氏の帰りを待っています。
「もうすぐあなたが帰ってくる♪」という部分で、今思うと、彼氏は何時に帰ってきたんだろうと考えてしまいます。
同棲しているお友達から「晩ごはん彼氏と一緒に食べるからいつも食べるのが22時過ぎるのよ~太っちゃう」という愚痴を聞かせれたことがあります。
結婚しているお友達からは「旦那は毎日帰りが遅いから、一緒にごはん食べるなんて待ってられないわ!ラップかけて置いといてチンして勝手に食べてもらうのよ。」というのをよく聞きます。実際私もそうでした。
男性のお友達からは「遅く帰っても晩ごはんが用意されてなかった。カップラーメン食べたよ」なんて寂しいお話も。
遅くまで働いて、疲れ切ってやっと家に帰っても、お部屋は真っ暗で、テーブルに冷めたごはんがラップかけて置いてある。それをチンして食べる。
ひどい場合は何も用意されてなくて、カップラーメンを食べる。
なんか寂しいですね。
結婚に希望が持てないのもわかるような気がします。
恋愛、結婚は贅沢ではない、望む人の誰もが選択できる社会になってほしいものです。