「おっさんJAPAN」から学ぼう!おっさん企業のマネジメント力!!
ワールドカップサッカー盛り上がりましたね!!
ベルギー戦は私も3時に起きてテレビ観戦していました。
3点目を入れられた時、大声をあげてしまい、まだ6歳の子どもが起きてしまいました・・・。
さて、今回のワールドカップメンバーは「おっさんJAPAN」と言われ、平均年齢が過去最高の28.3歳。アラサーばかりのチームとなりました。
それでも、ベスト8は逃したものの、期待されていなかったチームがあそこまで勝ち残ることができたのはなぜでしょうか・・・?
ここに、高齢化に悩むおっさん企業が生き残っていく秘訣があるような気がしてならないのです。
私なりに考察してみようと思います。
1.西野監督の言葉
西野監督が就任して、選抜メンバーにかけた言葉に私はピーンっときました!!
「君たちは競争相手じゃない、共存なんだから一緒になって戦わないといけない」
若い人が入ってもすぐ辞めてしまうと悩まれている社長様のお話をよく耳にします。
ベテラン社員の方々(特に職人さん)はまだまだ現役であり、「若い者には負けてられない!」という意識が強くなっています。
そのため技術やノウハウの継承ができず、若い社員さんは会社にやりがいを感じることができず、将来性もないと判断し辞めてしまうのです。
若い人たちも一緒にベテラン社員の技術、ノウハウを共有して、業務に発揮すれば会社の目標を短期間で達成できる可能性が高まるのです。
西野監督の「共存」という言葉は、会社という組織の文化の中で共存するという意味深いものだと思います。
2.おっさんの個性と経験も大切
ベテラン社員さんはここぞというところで、自身の個性を発揮します。
職場におっさんなのにやけに個性的なファッションをしている人や、面白い人はいませんか?
例えば、今回長友選手が金髪にしていましたね。私には逆におっさんが尖っていると和む気がしたのです。ムードメーカーかもしれないですね。
ベテラン社員さんの経験は「半端ない」です。
商談がなかなかクロージングまで進まず、悩んでいる若手社員がいたとします。そこでベテラン社員が先方とお話しするとすんなりクロージングできたりすることが多々あります。
ベテラン社員の長年の経験と、どっしり構えて冷静に対応する精神力は到底かないません。
でも最初から商談についてきてもらうのではなく、ピンチの時にベテラン社員さんの登場が効果を発揮されるのです。
これは野球でいう代打の神様も同じですね。
今回のワールドカップでは、セネガル戦で後半に本田選手を投入して見事な同点ゴールを決めてくれました!
西野監督のマネジメント力の結果でもあるんですね。切り札として実力を必ず発揮する本田選手を信頼していたのでしょう。
3.コミュニケーションの強化
西野監督は、メンバーを支配して厳しいルールを強いるのではなく、お互いの自由なコミュニケーションの時間を大切にされたそうです。
選手一人一人といろいろな話をする時間もとっていたそうです。
選手の自主性を大切にして、選手の意見を尊重していることで、選手との信頼関係も強くなったのでしょうね。
しかし、プライベートな時間は一切介入しないことを徹底していたと言います。
会社では、ベテラン社員と若手社員に高い壁ができてしまっていることがあります。
話題が合わない、わかってもらえない、そもそも価値観が違うなどなど・・・。
世代を超えて気軽に話せて相談できる環境づくりはとても大切です。
社長様がそのような場づくりを普段から提供する習慣をつけていくことが必要です。
福利厚生としてレクリエーションを開催するのも方法ですが、プライベートな時間を使いたくないという若手社員が多い中、コミュニケーションの強化を図るためにはどうしたらよいでしょうか。
コミュニケーションの強化の取組が生産性向上の結果につながっている企業がたくさん存在します。
弊社では、人材育成ツール「キャリアトランプ®」を使って、世代を超えて楽しみながらコミュニケーションを深め、生産性向上に繋げる研修を実施しています。
おっさんと若手の共存でおっさん企業を活性化させたい社長様はぜひぜひお問い合わせください。
助成金を活用されたい社長様のご相談にも対応させていただきます。
ちなみに私は、サッカーには詳しくありません。
どちらかというと「にわか」ワールドカップファンです。
本気のサッカーファンの方、私の考察が見当違いだったらごめんなさい。
西野監督の短期間でのマネジメント力は本当にすごいと思ったので、書かせていただきました。