時代遅れじゃない!?朝礼を採り入れよう!
私の住まいの近所の会社では8時30分になるとラジオ体操の音楽が流れてきて、社員の皆さんが元気よく体操しています。
保育園に子どもを送っていく途中にいつも見かけるので、私も心の中で「今日も頑張ろう」と一緒に気合入れています。
私は会社に勤めていた頃は、朝礼なんて意味ないし、社長の長話なんて聞くぐらいなら早く業務を始めさせてほしいと思っていました。
独立して、スタッフが入ってくれてから、朝礼の必要性を感じるようになりました。
1.なぜ会社に朝礼が必要なの?
社内のハラスメントが起きる原因の一つとしてコミュニケーションの希薄化が挙げられます。
インターネットの普及でメールでやり取りすることが増え、社内の人ともチャットでやり取りする時代。リモートワークができるようになり、画面を通してしか顔を見たことがないなんてこともあるでしょう。
働き方改革が進むと共に、社員のコミュニケーションの強化が必要となってきます。
個々のワークとライフに対する価値観を認め合う(これを私はお互い様意識の芽生えと言っています)には、コミュニケーションの強化は不可欠です。
そこで私は、朝礼の導入をお勧めします。
朝礼なんて古いと思われるかもしれません。
テレワークが主流の会社ではできないじゃないかと言われるかもしれません。
それなら画面を通してでも構いません。
朝の挨拶、「おはようございます」を大きな声で、とびっきりの笑顔で1人1人言い合うこと。
それだけで、エネルギーがチャージされます。
たった5分でもいいのです。
それを毎日続けることで朝礼を定着化していきましょう。
お互い様意識の芽生えは朝の挨拶から!
「〇〇さん今日元気ないけど大丈夫かな?」
「〇〇さんいつもより張り切ってるな~、私も頑張ろう!」
社員それぞれが自然と相手を思いやり、気遣うようになります。
2.挨拶の後は、1日の業務内容の共有を
全員で挨拶をしたら、その後は課ごとに自分の1日の業務、役割について課の全員で共有します。
そうすることで、仕事に偏りがないかを全員に認識さえることができます。
仕事の偏りを事前に確認して、仕事の配分を均等にさせることで、残業を削減することができます。
「〇〇さんの仕事を私がいくつか引き受けます」
「私、これだけ仕事があり定時では終われそうにないので、誰か引き取ってほしい」
このように言いたいことが言える風通しの良い職場環境にするためにも、朝礼での挨拶は効果的なのです。
3.朝礼も就業規則に明記しよう
9時始業の会社が始業時間前に朝礼をするので、8時半には出社するようにと指示していることも見受けられます。
朝礼の参加を強制しているのであれば、これは労働時間です。
社員全員に参加してもらいたいのであれば、始業開始時間から朝礼をスタートしてください。
就業規則には具体的に朝礼参加義務について明記しておきましょう。
ユニークな朝礼を採り入れている会社もたくさんあります。
吹き出してしまうしまうぐらい、異常に大きい声で「おはようございます」を言い合ったり、ラップ調でおはようございますと今日の業務を伝えたり・・・
笑ってしまいますよね(笑)
いじめで自殺者が出たある学校のあるクラスでは、ユニークで変わった朝礼を採り入れていじめがなくなったという事例もあります。
朝礼にプラスして朝ごはんを一緒に食べるなんて習慣を採り入れると、さらにエネルギーチャージされますね。
家を出る10分前に起きて朝ごはんも食べず、目も冷めてないまま満員電車に揺られて、士業1分前に出社してまだ夢見心地の状態で席に就いている社員がいるとの相談を受けたことがあります。きっとその人のエンジンがかかるのは、お昼ごはんを食べてからでしょうね。
そうするとその人は残業をすることになりますね。
朝からエンジン全開で仕事に取り掛かれたら定時には仕事を終えることができたかもしれないですよね。
社員全員が同じテンションで業務に取り掛かれると、生産性も上がるのではないでしょうか。