リファラル採用で会社のファンを増やそう!
最近よく耳にするお話です。
「採用に200万円かけたのに3カ月で辞めっちゃった」とため息をつきながらお話しする社長様。
せっかく大手求人サイトで大金を払ってリクルーティングして社員を採用しても、その社員が長く続かなければ、お金はどぶに捨ててしまったようなものです。
そしてまた大金を払ってリクルーティングするのです。
悪循環ですよね・・・。
最近注目されているのが、リファラル採用です。
リファラル採用ってどんなものなのでしょうか・・・
1.縁故採用ではないリファラル採用
「あの人取締役の親戚らしいわよ。」「あーやっぱり縁故なのねー」
なんていう噂話が給湯室や休憩室でよく聞こえてきたものです。
縁故というとあまりいいイメージに捉われていなかったようです。
リファラル採用も縁故採用に近いものですが、最近取り入れている企業が増えています。
リファラル採用とは、自社の社員や取引先などから推薦を受けた人を採用することを言います。
縁故採用との違いは、会社の重役からの紹介による採用ではないので、仕方なく能力が低い人を採用することなく、公平な採用基準で採用することができることです。
そして、リファラルすることで、紹介してくれた社員に、インセンティブを支給することができることが大きな違いです。
2.リファラル採用は時間もコストも抑えられる!
① 求人広告費の削減
何十万も何百万もかけて大手求人広告を利用することなく、求人広告のコストはまずゼロで募集できるということは最大のメリットです。
② 準備に時間がかかる会社説明会はいらない
会社が求める人材を社員が紹介してくれるということは、会社説明会をしなくても既にどんな会社かその人には伝わっているという前提です。
時間とコストをかけて会社説明会をしなくても、社員が会社説明会を個人的にやってくれているのです。
3.他にもメリットがいっぱい
① 求める基準に近い人が集まる
社員には事前にこういう能力基準の人を紹介してほしいと伝えてあるので、会社のことをよくわかっている社員はかなりの高確率で、会社が求める基準に近い人を紹介してくれます。
書類選考ではわからない履歴書に記述された内容に疑いを持つことなく、面接へと進ませることができます。
② 社員もモチベーションが上がる
リファラル採用により、その紹介してくれた社員にインセンティブを支払うことで社員のモチベーションが上がります。
もっと優秀な人を紹介してくれる可能性も高くなります。
③ 社員の定着率が上がる
リファラル採用で、来てくれる人は、社員から「この会社で一緒に働こう。この会社はとてもいいから働いてはどうか?」など会社の良さを存分にアピールしてくれることでしょう。
ということは、会社に対して魅力を感じている社員がどんどん増えていくことになります。
4.リファラル採用の注意点
紹介してくれた社員に、その行為に対して報酬を支払うことは職業安定法第40条違反になってしまいます。
紹介業の許可を持たないのに報酬を受け取ることはできないのです。
ただし、それを賃金や手当として支払うことはOKです。
会社の賃金規程に、手当として規定することが大切です。
そして、社員全員に周知させることも必要です。
せっかく紹介してくれたのに、基準を満たさないと会社が判断し不採用になってしまった場合、その人と紹介してくれた社員との関係がぎくしゃくしてしまう可能性があります。そのようなデメリットも考慮しなければなりません。
紹介してくれた社員には採用できなかった理由を明確に説明し、紹介してくれたことへの労いの言葉、感謝の気持ちをしっかり伝えるようにしましょう。
労働者不足に悩まされている会社が多い中、リファラル採用が当たり前になってくる時代がやってくるでしょう。
日頃から社員にこの会社で働いてよかったと思ってもらえるような職場環境作りをしていかないと、リファラル採用制度を採り入れることはできません。
会社のファンを増やしていきましょう!!
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