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ついき社会保険労務士事務所
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お役立ちコラム

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どうすればいい?イクメンすぎて仕事しない男性社員

実際に起きている問題です。

会社としては家庭との両立を奨励しているが、家庭を優先しすぎていて、会社の仕事が疎かになっている男性社員がいるようです。

奥さんの収入が高いので、自分はそこまで稼ぐ必要はないと思っているようなのです。

定時ぴったりで他の社員の誰よりも早く退社し、成績を上げようという意欲もないようです。

こういう社員の仕事に対するモチベーションを上げるにはどうすればよいのでしょうか。

 

1.本当のイクメンとは?

イクメンとは育児や家事だけをする男性のことをいうわけではありません。

イクメンの定義

「子育てを楽しみ、自分自身も成長する男性のこと」

「将来そんな人生を送ろうと考えている男性のこと」

 

男性が育児に参画することで、仕事が疎かになるようでは本末転倒です。

ワークライフバランスが推奨されているのは、仕事と家庭の時間の使い方や優先順位を見直しながら育児と家事を両立させることが仕事の効率化につながるというメリットがあるからなのです。

家庭の時間を楽しみながら、仕事を効率的にこなせる男性こそ真のイクメンではないでしょうか?

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2.長期的なキャリアプランを立てる

イクメンに徹することができるのは育児が大変な時期だけかもしれません。

やがて子供が中学生になり、高校生になり、手が離れてしまったときに、会社で自分はどうなっていたいかを具体的に描いてみましょう。

育児を優先にして仕事を疎かにしたことが後のキャリアに影響することも考えられます。

長期的なプランを立てたうえで、育児と両立しなければいけない今の短期的な目標を設定しましょう。

今会社で達成しなければならないことを見える化することで、どうやったら効率的にその目標を達成することができるかを具体的に考えることができますね。

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3.評価制度を変える

日本は働いた分だけ賃金を支払い、働かない時間には賃金は払わないという「ノーワークノーペイ」の概念が根付いています。

残業すれば残業するだけ賃金がもらえる、という習慣です。

この習慣が女性は高く評価されない、女性管理職が増えない原因となっています。

残業ができないイクメン社員にとって、そんな制度が根付いていてはモチベーションが下がる一方です。

「どうせ自分は残業できないから賃金も上がらないし、とりあえず会社にぶら下がって最低限の給料だけもらえればいいや」なんて考えるイクメン社員も実際にいます。

そんなイクメン社員を作らないためには企業内の評価制度自体を、変える必要があります。

所定労働時間内にどれだけ仕事の成果が達成できたか、そこを重要視して評価することで、イクメン社員のモチベーションの低下も防げるのではないでしょうか?

いくら成果を上げていても残業時間が多ければマイナス評価にするようにしている会社もあります。

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イク○○は女性からの男性に対する要望によって出来上がった言葉だと思います。

男性も女性も育児と家事を当たり前のように参画できるような社会になれば、このイク○○という言葉は死語となっていくのでないでしょうか。

今の子供たちが大人になった時に、「イクメン何それ~?おいしい麺のこと?」なんて会話が聞けるような時代がやってくると私は信じています。

そのためには今変わらなければいけない。

今がチャンスなのです!!

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